今話題のつみたてNISA。口座は開設したけれど、結局何を買ったらいいのと悩んだまま放置してしまっていることありませんか。ぜひこの記事を読んで参考にしてください。
迷うのはやはり銘柄選び。
まず、押さえておくべき銘柄選定のポイントを押さえます。
ずっと付き合っていける“つみたてNISA”の銘柄3選をお伝えします
2024年から始まる新NISAも引き続き使える、長くお付き合いできる銘柄です
現行のつみたてNISAと新NISAとは別扱いで積み立てることができます
新NISA開始前にちょっとでも慣れておこう!
ネット証券会社で口座開したあと銘柄の申し込みができます。おすすめの証券会社はSBI証券か楽天証券です
つみたてNISA銘柄を選ぶ前の前提を確認
購入前に前提を確認するよ!
- ネット証券を利用する → 低コストで運用のため
- ノーロード(販売手数料なし)の投資信託を選択 → 低コスト運用のため
- 投資にはリスクとリターンがある → リスクとうまく付き合いリターンを得る
ネット証券を利用するのは必須?
必須だよ!
窓口で案内されると人件費もプラス、つまりコストがかかる。
低コスト実現のために、窓口販売でかかる手数料はさけるべし
対面で話すと一生懸命説明している姿を見て、
「この人から買おう!」ってなっちゃうよね。
そうそう。
10年、20年単位で付き合っていく銘柄だからね。
低コストで運用するの一択!誘惑されないで
人情不要!低コスト重視!
そして、ノーロード(販売手数料なし)の銘柄を選ぼう
じゃあ、銘柄の選び方は?
- インデックスファンドの株式に投資する銘柄
- 信託報酬0.2%以下
- 純資産総額が大きいもの
- 今のトレンドは全世界に分散しているファンド
チェックポイントを踏まえた銘柄を紹介するよ
eMaxis Slim 全世界株式 オールカントリー | eMaxis Slim 米国株式S&P500 | SBI V S&P500 インデックスファンド | |
---|---|---|---|
インデックスファンド | 株式・内外 | 株式・海外 | 株式・海外 |
総経費率 (信託報酬含) 0.2%以下 | 0.166% (0.1133%) | 0.108% (0.09372%) | 0.104% (0.0938%) |
純資産総額 | 12,511億円 | 23,577億円 | 10,110億円 |
全世界分散型 | アメリカのみ | アメリカのみ | |
連動している指数 | MSCI | S&P500 | S&P500 |
開始日 | 2018/10/31 | 2018/7/3 | 2019/9/26 |
委託会社名 | 三菱UFJ国際投信 | 三菱UFJ国際投信 | SBIアセットマネジメント |
今評判も実力もある銘柄3選だよ
株式だけだと不安という方は、eMAXIS Slim バランス 8資産均等型がおすすめ。
株式では、国内株式、先進国株式、新興国株式
債権では、国内債券、先進国債権、新興国債権
不動産投資では、国内リート、先進国リート
上記8種類の資産にそれぞれ12.5%ずつ均等配分する投資信託。原則為替ヘッジなし
リスクをあまり取らないからリターンも少ないところはある。
でも、変動も少ないから心穏やかさを求めるなら選択肢の1つになるよ
投資にはリスクとリターンがあります
リスクとは、「購入価格を下回る」可能性があること
リターンとは、「金利がつき購入価格を上回る」可能性があること
このリスクとリターンを理解した上で、上手に投資と付き合っていきましょう。
用語の補足説明
総経費率とは
2024年4月から、交付目論見書(こうふもくろみしょ)に総経費率を記載することが義務付けされました。
今までは、信託報酬だけでした。そのため、信託報酬の低さだけでインデックスファンドを選択すると思ってもいない高コストで運用していたと発覚することがあったようです。
他に経費があっても、交付運用報告書を見るまで実際の経費がわからないからです。その状況が、来年から表示が義務化されれば、個人投資家にとっては見極めができるのでより良く選別できます。
総経費率で、0.2%を超えないようなインデックスファンドを選びましょう
インデックスとは
市場の平均や基準となる指標に連動する運用をパッシブ運用といいます。パッシブ運用の代表的な運用方法で、インデックス運用があります。
たとえば、S&P500指数という指数があり、その指数に連動する投資結果を目指すファンドをインデックス投資ファンドと言います。
純資産総額とは
純資産総額は、投資信託の大きさを示す額です。大きいほど、それだけの資産を集められているので人気のファンドです。小さいと運用が困難になりファンド自体が終了になる可能性があります。
できるだけ純資産額の大きいところに投資しましょう。巨額な金額が集まっていると手数料が下がることもあります。
さあ、おすすめ銘柄3選だよ
おすすめ銘柄3選のポイント紹介
eMaxis Slim 全世界株式 オールカントリー(通称オルカン)
このオルカンは、低コストのこのインデックスの投資商品を購入するだけで、自動的に現在の株式で取引の活発なところにしっかり投資し、新興国の小さい市場も取りこぼさず投資しています。
今後の世界で勢力図が変わったとしても、オルカンなら、株価の時価総額に合った国の株式市場に自動で連動しているためリバランスの必要がありません。
結果、投資家は何もせず、オルカンに投資したままほったらかしでOKです。
純資産総額も巨大です。2019年から2022年の投信ブロガーが選ぶFund of the Year第1位を獲得している選ばれているインデックス投資信託です。
総経費率も簡単に紹介していくよ!
1万口当たりの費用明細 2022/4/26-2023/4/23
名 称 | 比 率 |
信託報酬 | 0.113 |
売買委託手数料 | 0.006 |
有価証券取引料 | 0.015 |
その他費用 | 0.032 |
合 計 | 0.166 |
上記図は、eMAXIS Slim全世界株式オールカントリー2023/5/11交付運用報告書より抜粋
デメリットとしては、他の良いと言われているインデックス投資商品のコストより高め
eMAXIS Slim 米国株式 S&P500
アメリカは世界の経済を牽引している取引の活発な市場です。その市場のニューヨーク証券所やナスダック上場している代表的な銘柄500社を指標があり、その指標に連動し投資成果を目指すインデックス投資です。
S&P500は、アメリカ株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。占めていると言われています。
オルカンで占めるアメリカの割合は、約60%です。そのアメリカに全振りしているインデックス投資がこのeMAXIS Slim アメリカ株式S&P500です。
純資産総額も最高額。ちょっとやそっとではビクともしないでしょう
総経費率も簡単に紹介
1万口当たりの費用明細 2022/4/26-2023/4/25
名 称 | 比 率 |
信託報酬 | 0.096% |
売買委託手数料 | 0.002% |
有価証券取引料 | 0.000% |
その他費用 | 0.010% |
合 計 | 0.108% |
上記は、eMAXIS Slim 米国株式 S&P500 2023/4/25交付運用報告書より抜粋
懸念点として、アメリカ一択のため、世界情勢が変わったときに柔軟に対応できるかどうか
そのためポートフォリオを柔軟にリバランスするのに手間がかかる可能性がある
SBI V S&P500 インデックスファンド
こちらもS&P500指数に連動を目指しているインデックスファンドです。
eMAXIS Slim米国株式S&P500には、純資産総額は半分くらいですが、信託報酬だけ見ると、よりコストが抑えられているように見えます。
しかし、下記の円グラフを見ると両社ともあまり変わりません。
理由は、通常の信託報酬に入れる「投資先ファンドの運用管理費用」が別建てで計上されているからです。
総経費率も簡単に紹介するよ♪
1万口当たりの費用明細 2021/9/15-2022/9/14
名 称 | 比 率 |
信託報酬 | 0.064% |
売買委託手数料 | – |
有価証券取引料 | – |
その他費用 | 0.010% |
投資先ファンドの運用管理費用 | 0.03% |
合 計 | 0.104% |
上記は、SBI B S&P500インデックスファンド運用報告書より抜粋
同じS&P500に連動しているので基本的にeMAXIS SlimS&P500とあまり変わりません。
アメリカ一択で投資する形になるので、この先柔軟にポートフォリオのリバランスに手間がかかる可能性がある
まとめ
NISAでおすすめする銘柄3選をお伝えしました。
- eMAXIS Slim 全世界株式オールカントリー
- eMAXIS Slim 米国株式S&P500
- SBI.V.S&P500 インデックスファンド
主に、ファンドに係るコスト、純資産総額、インデックスファンドが銘柄を選定する時のポイントです。
今回紹介した3選は、純資産総額からも分かるように人気の銘柄です。インデックス投資てあることは大前提です。
そのうえで、これから支払っていく、ファンドに係るコストが低コストになっているか。総経費率が0.2%以下であることをしっかり見極め投資していく銘柄を選んでください。