インデックス投資やってみようと思ったけど、勇気が出ない
友人とお金の話をするのは気が引ける
投資なんて危ない!と否定されたらどうしよう
日本人の投資している割合が4割を超え今や投資は一大ブームです。この流れに乗って投資を始めようとしている人は多いでしょう。
投資にはリスクがあるので投資初心者の方は、はじめの一歩を踏み出す前に慎重です。誰でも一番初めは初心者だから当然のことです。
”インデックス投資をやめた方がいい”とよく言われるフレーズから、失敗を避けるための心構えを考察します
納得いくインデックス投資を始めてください
インデックス投資とは
市場の様々な指数に連動する方針で運用される投資信託のこと。市場平均の指数を表すインデックスというのが語源です。
例えば
- 日経平均
- 日経TOPIX
- S&P500 など
目指す指数と同じ動きになるように運用する投資方法をインテックス投資と言います。インデックス運用を行う投資信託をインデックスインデックスファンドと言います。
インデックス投資の特徴として
- 手数料が安い
- 市場の平均程のリターンが期待できる可能性
- ネットで簡単に選べる
- 長期保有が可能
(リターンは市場の平均を下回る場合もあります)
インデックス投資を始めるときは
運用益にかかる税金ゼロ円になる制度の
現・つみたてNISA(2024年から新NISA)を活用します
やめた方がいいと言われる5つの理由
インデックス投資をやめた方がいいと言われる理由については以下の5つです
- 投資はプロの世界・専門知識が必要だから
- 投資は勝った負けたの勝負の世界だから
- 投資を流行っているという理由で始めるから
- 60歳以上だから
- 元本保証割れのリスクがあるから
1つずつチェックしていくよ!
やめた方がいい理由①:投資はプロの世界・専門知識が必要だから
投資は日本人にとってあまり馴染みのない世界です。そのため、知らないものに対する不安があります。最近は、投資の人口もふえていますので、聞いたことがあるレベルですが、具体的には知らないという方が多いのではないでしょうか。
そのため、どれに投資したらよいか分からないからと言って、人気銘柄ランキングを参考に取引しないようにしましょう。みんながいいと言っているランキングの上位なら間違いがないと思うのは安易です。
ランキングには、値動きが激しくハイリスクハイリターンの商品も含まれています。また前提が違えばランキング順位も違ってきます。必ず何に投資するか簡単にチェックしましょう。
インデックス投資銘柄の購入ポイント
- 低コスト
- 純資産総額
- 分散型かバランス型
- トータルリターン(一定期間の損益)
ポイントは押さえておこう
やめた方がいい理由②:投資は勝った負けたの勝負の世界だから
投資というと、PCの前に張り付いて、株価などが上がったら、間髪入れず売りに出し利益を確定するというテレビの特集の影響を思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。
瞬時に相場が上がった下がったで、利益確定をするというのは「投機」と言い、ギャンブルです。このブログでお話しする、投資とは遠い世界の話です。
インデックス投資は、15年、20年以上と長期で運用するタイプの投資方法です。長期にわたって投資をすることで、損失のリスクを軽減し、リターンの効果が期待できます。
すぐにキャッシュが必要な場合はインデックス投資は向いていません。
インデックス運用は、市場の平均を目指した投資方法です。市場は、幾度も〇〇ショックをくぐりぬけて、長期にわたって少しずつ平均が上昇しています。そのため平均が上昇しているのでリターンも上昇しています。
ゆっくりと時間を味方につけて運用することが期待できます。リスクはありますが、ギャンブルではありません。
目的に合った投資方法の選択が必要
初心者は時間を味方につけて資産形成をしよう!
やめた方がいい理由③:投資を流行っているという理由で始めるから
投資が今流行っているからという理由だけで、始めるのは確かに良くないです。
しっかりと腹落ちせずに始めると、相場が悪くなった時に、なぜ自分が投資を始めたかの理由が薄弱なためにブレます。そうすると、狼狽して売ってしまったり、マイナスを取り返すために、不要な商品を買い増ししたりと理性的な投資行動がとれなくなります。
インデックス投資の肝は、長く続ける長期投資です。複利の効果を味方につけて時間をかけて投資をしていくことに意義があります。
より良いと思う商品に乗り換えたり、売ってしまったりすると、複利の効果が無くなります。しっかりと投資の知識をつけましょう。
複利の効果とは、運用で得た利益分を更に再投資することで利息が利息を生み、その効果が膨らんでいくことを言います。
複利の効果はほったらかしするくらい触らずに保有しておく位がちょうどいいよ
やめた方がいい理由④:60歳以上だから
60歳から投資を始めると、日々乱高下する市場に対する免疫がないため、○○ショックが起こったり、株価が暴落して残高が大幅に減ってしまう経験に心がついていきません。
投資することが恐怖に代わってしまったり、投資を途中でやめてしまったりすると、損失が確定されます。
若いうちから投資の経験を積み、相場の乱高下に耐性がついていると、心の負担も投資への向き合い方も変わります。
自分のリスク許容度を受け入れて、無理のない範囲で投資をすることが大切です。
投資は心穏やかに続けることが大切
やめた方がいい理由⑤:元本保証割れのリスクがあるから
銀行の定期預金とは違い、投資にはリスクがあります。そのため、元本保証もなく、元本割れの可能性もあります。
しかしながらリスクを取らず、安全第一で元本保証を望むことを選択すると、投資はできません。
更に、現在はインフレの状況です。銀行にお金を預けているだけでは、残高の数字はそのままでも、お金の価値は減ります。
資産防衛するには、ある程度のリスクを取りながら、自分の資産を成長させる必要があります。
ハイリスクな商品に手を出すと、それこそ元本以上損失を出す可能性があります。そのため、ハイリスクは取らないで、自分の許容範囲の適度なリスクを取って上手に資産運用するのが理想です。
適度なリスクを取って長期で運用していくのがポイントです!
知らないともったいない・インデックス投資のメリット
メリット①:つみたてNISA・新NISAの活用で運用益への税金なし
政府が国民の資産形成のために作った制度の「NISA」を活用する。NISAとは、少額投資非課税制度のことです。通常投資信託の運用益には税金が20.315%かかりますが、NISAの制度を使うと税金がかかりません。非常にお得です。
運用益とは、投資で生み出した利益や配当金のこと。
NISA口座活用は必須だね
メリット②:少額で始められる
現・つみたてNISA(2024年から新NISA)は、証券会社によっては、100円から始められます。
少額での運用になれたら、余裕資金でもう少し大きな額を積み立てていきましょう。
メリット③:初心者でも始められる
初心者でも、インデックス投資で購入のポイントを踏まえて投資を始めたら、投資の知識が深くなくても簡単に始められます。
インデックス投資銘柄の購入ポイント
- 低コスト
- 純資産総額
- 分散型かバランス型
- トータルリターン(一定期間の損益)
分散型やバランス型の投資信託を選べば、先進国、新興国を含む全世界の株式やアメリカの主要産業をまとめた商品など、自動でリスク分散された投資が始められます。
インデックス投資は最初の選択が大切だね
そうだね。後はほったらかしでいいね
メリット④:長期運用で複利の効果が見込める
インデックス投資の根幹ともいえる複利の効果を最大限に享受するには、長期で運用し続けることです。また短期で見れば乱高下する相場も、長期で運用すれば損失のリスクを軽減できます。
複利の効果とは、運用で得た利益分を更に再投資することで利息が利息を生み、その効果が膨らんでいくことを言います。
知っておきたい・インデックス投資のデメリット
デメリット①:インデックス投資では日々のキャッシュフローは増えない
インデックス投資をするには、これから投資する銘柄を購入します。更にインデックス投資は長期に運用していくため、通常15年、20年と現金を引き出すことなく投資信託に入金し続けます。
手元の現金は減ります
その分は将来の資産形成のために積み立てています
投資する元手は必ず余裕資金から出しましょう。生活資金や何かあったときの為の生活防衛資金を回さないようにしましょう。
複利の効果を信じ無理なく積み立てていこう
デメリット②:短期で大きく稼げない
インデックス投資は、長期で運用するスタイルの投資方法です。
短期では稼ぎたい場合は、別の投資手法を検討する必要があります。一般的に、短期で大きなリターン(ハイリターン)を稼ぎたい場合は、ハイリスクになります。
初心者は、手を出さなくていい投資方法です。
デメリット③:市場平均以上のリターンは望めない
インデックス投資は、目指す指数(=インデックス)と同じ動きになるように運用する手法はです。そのため、目指した指数の平均以上のリターンは望めません。
例えば日本株式市場(設立1878年)の1949年から2021年までの70年の日経平均です。1949年と2021年をつなげば右肩上がりです。真ん中は乱高下があっても、終わりよければすべてよしです。
長期運用で損失リスクを軽減し、複利の効果を味方につけて大きなリターンを期待するのがいいでしょう。
画像の出典:日経平均戦後70年日本経済の動きを読む 日経新聞より
70年前に始めていたら大金持ちだね
デメリット④:市場が暴落すると直撃を受ける
2009年のリーマンショック、2020年のコロナショックと大きく株価が下落しました。○○ショックと名のつくものが、大きいものも小さいものも含めて数年おきにあります。
その時に株価が15%から50%位の間で下落を経験しています。
○○ショック | 発生日 | 下落率 |
リーマンショック | 2009年 | 約51% |
コロナショック | 2020年 | 約31% |
日経平均を表示しましたが、世界中で株価が下落しました。インデックス投資は、目指す指数と同じ動きになるように運用する手法です。
株価が下落すると、指数(=インデックス)に直撃しますので、投資した資産の残高もその分減ります。しかし、恐れてはいけません。2023年の株式市場を見れば、しっかりと回復しています。
この株価下落で、自分のインデックスの資産が半分になったときに、時が経てば回復するさと楽観的に受け止めることがとても必要です。狼狽売りしないように
それが投資だね
考察とまとめ
インデックス投資をしない理由からインデックス投資で失敗を回避するための心構えを考察します。
インデックス投資は、何十年と保有して将来の資産形成に備える投資形態です。そのため、日々の相場の乱高下や○○ショックの大暴落の時でも、ひたすら積み立てていく強い意志が必要です。
その強い意志は、自分の確固たる信念から来るものです。自分のお金を出して購入した商品ですから、理由と目的をはっきりとさせる必要があります。自分の心がブレないようにしましょう。
またインデックス投資の特徴から、○○ショックの際大暴落もあると想定して、その際にはどういう行動をとるか平和な時に決めておきましょう。
- 現・つみたてNISA(新NISA)を活用して税金対策
- 長期運用で損失を軽減
- 長期運用で複利の効果を得る
- 低コストのインデックスを選ぶ
- 元本割れにこだわらない
- 短期で手元のキャッシュは増えないと知る
- ○○ショックが起こると暴落し資産が半分になる可能性がある
- 暴落後、数年すれば回復する可能性が高い(経済活動で発展していく限り)
日本政府がバックアップする制度を活用して、上手に資産形成に取り組みましょう。
このブログでもどんどん有益な情報をお届けしていくよ!